韓国語で「おばさん」を表現する言葉には、いくつか異なる単語が存在します!
日本語の「おばさん」はひとつの言葉で広く使われますが
韓国語では関係性や場面によって使い分けられます。
代表的なものには、「이모(イモ)」、「고모(コモ)」、「아줌마(アジュンマ)」などがあります。
これらの言葉は似ているようで、それぞれに違った意味や使い方があるため、正しく理解して使うことが大切です。
今回は、韓国語で「おばさん」にあたるこれらの単語の違いや使い方を詳しく解説し
どの場面でどの言葉を使えば良いかを分かりやすくまとめます!
早速みていきましょう!
おばさんの韓国語
おばさん!の韓国語を考えたときに
1番最初に思い浮かんだ韓国語って何でしたか?
私の場合は「アジュンマ」だったんです!
けど、このアジュンマと呼ぶには関係性が大事ですし
無意識に使ってしますと失礼にあたります。
そこでこれから紹介する【おばさん】の単語を使い分けて
食堂などで呼んでみましょうね!
. 「이모(イモ)」の意味と使い方
「이모(イモ)」は、母方のおばを指す韓国語の単語です。
つまり、母親の姉妹に対して使う言葉です。家族内で親しく使われる言葉ですが
韓国文化では、血縁関係がない場合でも、親しみを込めて「イモ」と呼ぶことがよくあります。
たとえば、レストランやカフェなどで店員さんを「이모」と呼ぶのは
フレンドリーで温かいニュアンスを含んだ呼び方です。
お客様としても距離を縮めやすく、店員さんも親しみを持って接してくれることが多いです。
また、子どもや若い人が近所の年上の女性に対して「イモ」と呼ぶこともよくあります。
「이모(イモ)」は単に母方のおばだけでなく
親しみを持った年上の女性に対しても使えるため、日常会話でとても広く使われています。
例文:
- 우리 이모가 오셨어.(うちのおばが来たよ。)
- 이모, 여기 김치 좀 더 주세요!(おばさん、ここにキムチをもう少しください!)
2. 「고모(コモ)」の意味と使い方
「고모(コモ)」は、父方のおばを指す言葉で、父親の姉妹を指します。
家族関係の中で使う単語であり、母方のおばを「이모」と呼ぶのに対して
父方の場合は「고모」が使われます。
韓国では、家族の中で父方と母方の親族をしっかりと区別する文化があるため
どちらの親族であるかを意識して「고모」や「이모」を使い分けます。
「고모」は、日常会話の中で家族や親戚の話をするときに登場することが多く
親しい親族関係の中で使われる言葉です。父方の親戚に関して話す時に自然に使われますが
血縁関係のない年上の女性に「고모」を使うことは基本的にありません。
例文:
- 고모 생일 파티에 가야 돼.(おばさんの誕生日パーティーに行かなきゃ。)
- 고모가 우리 집에 자주 와.(おばさんはよく家に来るよ。)
3. 「아줌마(アジュンマ)」の意味と使い方
「아줌마(アジュンマ)」は、「おばさん」全般を指す言葉で、特に中年の女性に対して使われます。
血縁関係の有無にかかわらず、年上の女性に対して広く使われる言葉ですが、使い方には注意が必要です。
時には親しみを込めて使われることもありますが
状況によっては失礼に聞こえることもあるため、相手や場面に応じた使い方を心がける必要があります。
特に、名前を知らない中年の女性に対して「아줌마」と呼びかけることがありますが
無遠慮に使うと軽蔑的なニュアンスを与えることがあるため、注意が必要です。
より丁寧に言いたい場合は、「아주머니(アジュモニ)」が適切です。
「아줌마」は市場や道端などで、知らない女性に話しかける時にも使われることが多く
日常生活の中で頻繁に耳にする言葉です。
しかし、現代では「아줌마」を使うことに慎重になる若者も多く
相手を敬う場面では使い方に気をつけるべき単語となっています。
アジュンマと使っているのは、同じ年齢のおじさん(アジョシ)くらいですね。
※正直アジュンマは使わないのがベターです
例文:
- 아줌마, 이거 얼마예요?(おばさん、これいくらですか?)
- 아줌마가 너무 친절하셨어.(おばさんはとても親切だったよ。)
このように、「이모」「고모」「아줌마」は
関係性や状況によって使い分けられる韓国語の「おばさん」を指す言葉です。
それぞれの言葉には異なる意味があるので、理解した上で使うことでよりスムーズなコミュニケーションが取れるようになります。
4.番外編 「아주머니(アジュモニ)」
「아줌마(アジュンマ)」がカジュアルな印象を与えるのに対して
もう少し丁寧でフォーマルな表現が「아주머니(アジュモニ)」です。
この言葉は、礼儀を重んじるシチュエーションや、少しフォーマルな場面で使われることが多いです。
特に、ビジネスシーンや、知らない相手に対して丁寧に接する必要がある場合には、「아주머니」が適しています。
たとえば、レストランでの店員さんや
公共の場での年上の女性に対して「아주머니」と呼びかけることで
丁寧な印象を与えつつも、親しみやすさを残すことができます。
また、単に中年女性を指すだけでなく、相手に敬意を払いたい時にも適切な表現です。
「아줌마」とは違い、少しフォーマルで目上の人にも使いやすい言葉と言えます。
例文:
- 아주머니, 주문할게요.(おばさん、注文します。)
- 아주머니께서 도와주셨어요.(おばさんが助けてくれました。)
使い方をまとめ!
「이모(イモ)」「고모(コモ)」「아줌마(アジュンマ)」は
それぞれ異なる意味を持ち、シチュエーションや相手との関係性によって使い分けが必要です。
使い方を誤ると、相手に不快な印象を与えることもあるため
どの場面でどの表現を使うべきかを理解しておくことが大切です。
1. 「이모」:親しみを込めた呼び方
「이모」は母方のおばを指しますが、親戚でなくても親しみを持って使える言葉なので
親しい年上の女性や、レストランや市場の店員に対しても、使うことができます。
血縁がなくても、距離を縮めたいときや相手に親しみを感じている場合には、「이모」が適切です。
2. 「고모」:家族限定の呼び方
「고모」は父方のおばを指し、基本的に親族関係の中でのみ使われます。
親しい家族内でしか使わないため、日常生活で他人に対して使うことはほとんどありません。
親族を区別する際や、家族内で会話するときに使う言葉として覚えておきましょう。
3. 「아줌마」:カジュアルな表現に注意
「아줌마」は、広く中年女性を指しますが、失礼に感じられることがあります。
不用意に「아줌마」と呼びかけると、相手を不快にさせてしまうこともあるため、使わないようにしましょう!
まとめ
「이모」「고모」「아줌마」そして「아주머니」は
それぞれ特定の状況や関係性で使われる言葉です。
- 親しみを込めたい時には「이모」
- 家族内では「고모」
- そしてカジュアルに話しかけたい時には「아줌마」
- より丁寧に接する必要がある場合には「아주머니」
を選ぶことで、相手との距離感に合ったコミュニケーションが取れるようになります。
使い分けをしっかりと覚え、状況に応じて適切な言葉を使うことで
より自然でスムーズな韓国語の会話が楽しめるでしょう。
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